歯列矯正で最初に悩むポイントである矯正歯科選び。

- 矯正治療を考えているけど、どうやって矯正歯科を選べばいいの?
- チェックすべきポイントは何?
こんな疑問にお答えします。
矯正歯科は、どこの矯正歯科にするかによって、最終的な矯正結果が全く変わるといっても過言ではないです。
この記事では、実際にインビザライン矯正を行っている私が、「矯正歯科の選び方で、重要と考えるポイント」を紹介します。

私は2021年1月末からインビザライン矯正を行っています。現在約11カ月です。
これから矯正歯科を決めようと考えている方の参考になれば幸いです。
矯正歯科の選び方

私はインビザライン矯正を始める前に、4つの矯正歯科にカウンセリングに行きました。
実際に矯正治療を進めてみて、私が矯正歯科選びで重要だと思うのは、大きく分けて次の4つです。
詳しく説明していきます。
チェックポイント①治療方針
最も大事な治療方針です。
矯正方法
まず、矯正方法がいろいろあります。
主要な方法はこちらの2つです。
ワイヤーは表側、裏側のほかにも素材違いの方法があることもあります。
目立たない素材はその分費用が高くなります。
矯正歯科によって、
- できる矯正方法
- 得意な矯正方法
- おすすめされる矯正方法
が違うので、複数の矯正歯科を比較することをおすすめします。
矯正方法ごとの主な特徴はこちらのようになります。

私の場合、ある歯科では「ワイヤーじゃなきゃだめ」と言われました。
最終的に、他の歯科で目立たないマウスピースのインビザラインを選択しました。
抜歯やIPRの有無
歯を移動するスペースを確保する方法は大きく2つです。
- 抜歯
- IPR(歯を削って隙間を作ること)
この方針も矯正歯科によって全然違います。

IPRについてはこちらの記事にまとめています。
抜歯をするにしても、
- どこの歯を
- 何本抜くか
という方針も歯科によって提案されるやり方が違います。
治療方針は最終的な歯並び、嚙み合わせ、見た目、顔つきにも影響するので重要です。
私の場合、
「抜歯をする場合、左右上下4本抜かないと身体のバランスが悪くなる」
という先生もいれば、
「左上1本だけで問題ない」
という先生もいました。
私は最終的に、
- 左上4番を抜歯
- 上の歯の右側半分、下の歯は全体にIPR
というやり方を選びました。
チェックポイント②費用
私が通っているインビザライン矯正のトータル費用はこちらです。
- 初回カウンセリング 0円
- 精密検査料金 3.3万円(税込)
- 矯正治療基本料金 89.1万円(税込)
- 抜歯費用・診察料込み
- 虫歯治療別料金
細かいところまでチェックして、トータルいくらかかるか計算しておくと良いと思います。
トータルフィー制度か
私が通っている矯正歯科の場合、基本料金は固定でマウスピースの枚数や作り直しで追加料金がかかることはありません。
これがトータルフィー制度です。

トータルフィー制度は割高になることもありますが、歯列矯正は順調にいくとは限らないので、トータルフィー制度の歯科にしておいた方が、安心だと思います。
調整料(診察料)がかかるか
矯正歯科によっては毎回の診察で調整料や診察料としてを5000円程度支払うこともあります。

これはワイヤー矯正のみの場合もあります。
基本料金は安いと思ったが、毎回の調整料があるためトータルは高くつく…。
というケースも十分あります。
調整料(診察料)がかかるかは要チェックです。
抜歯や虫歯治療の料金がかかるか
抜歯や虫歯治療は意外と高くつきます。
また、そもそも抜歯や虫歯治療は他の歯医者さんでやらなくてはいけない場合もあります。
抜歯や虫歯治療となった場合、
- どこで施術するのか
- 別料金がかかるのか
の2点はチェックしておくと良いです。

治療は自院・他院さまざまだと思います。抜歯料金も別料金となると意外と高いので、確認しておくと良いです。
医療費控除の対象となるか
医療費控除の対象とできる場合、所得税の還付、住民税の減税が受けられます。

金額は収入などによりますが、数十万円お得になる可能性は十分あります。
審美目的の矯正治療では医療費控除の対象とならない場合もありますので、事前に矯正歯科に確認しておくと良いです。
カード払い可能か
矯正費用は高額のため、カード払いできる場合、大きなポイント還元が受けられます。

私は楽天カードで支払ったので、9000ポイントほど獲得しました。
とはいえ、もちろんそもそもの料金の方が大事なので、「カード払いできる歯科ではカード払いすることを忘れない」程度で良いと思います。
チェックポイント③予約の取りやすさ
意外と見落としがちかもしれませんが、個人的には予約の取りやすさはかなり重要だと思います。
矯正治療が終わる時期が延びてしまう可能性があるので、確認できるなら予約の取りやすさはチェックしておいた方がいいかもしれません。

私自身、休日の予約がなかなか取れなくて、治療が1カ月以上進まない時期もありました。
最初に取った予約日に行けなくなってしまい、予約を取り直す場合はなおさら治療が遅れてしまうので、要注意です。
チェックポイント④先生と雰囲気の相性
何年も通う可能性のある矯正歯科ですので、相性は重要です。
あまり無いとは思いますが、感じの悪い矯正歯科で、行くのが憂鬱になってしまったりすると、たとえ費用が安くても後悔..ということになるかもしれません。
など、チェックしておくと安心です。
特に最終的になりたいイメージの共有は重要です。
個人的には、多少費用が高くても信頼できる矯正歯科を選ぶのが良いと思います。
矯正歯科の無料カウンセリングでチェック
多くの矯正歯科は、初回は無料でカウンセリングしてもらえます。
カウンセリングで、
- 実際に行ってみて、
- 話を聞いて、
- 雰囲気を見て、
その矯正歯科で矯正治療を行うか決めることができます。

カウンセリングに行ったからといって、その矯正歯科で矯正治療を契約しなくてはいけない、ということはありません。
私が行った矯正歯科では、もちろん契約を催促するようなこともありませんでした。
安心してカウンセリングに行って大丈夫です。
「他の矯正歯科では、こう言われたんですけど…」
といった相談もOKです。
カウンセリングは無料の矯正歯科が多いため、複数の矯正歯科にカウンセリングに行って比較するのがおすすめです。
カウンセリングで具体的に何をするかは、矯正歯科により少し異なります。
私が実際に行ったカウンセリングは4か所です。
内容はこちらです。ちなみに、すべて無料でした。
- 矯正歯科A:問診、口腔内チェック、治療方針説明(30分程度)
- 矯正歯科B:問診、インビザラインデジタルスキャン、口腔内チェック、治療方針説明(1時間程度)
- 矯正歯科C:問診、口腔内チェック、治療方針説明(30分程度)
- 矯正歯科D:問診、口腔内チェック、治療方針説明(10分程度)
基本的には、問診と口腔内チェックを行い、治療方針や費用の説明をしてくれます。
説明は、先生がしてくれる場合と、歯科衛生士さんがしてくれる場合とあります。
矯正歯科Bでは、インビザラインのデジタルスキャンまで、無料で行ってくれました。
デジタルスキャンは歯並びをスキャンしてデジタルデータにすることができます。
デジタルスキャンまで行った矯正歯科Bでは、抜歯の有無も含めた詳細な治療方針まで提示してくれました。
矯正歯科Dは最初に部分矯正の相談に行きました。
インビザラインなどもやっておらず、説明も簡素でした。

どの矯正歯科でも、料金体系や、治療方針ごとのメリット・デメリットを丁寧に説明してくれて、疑問点にはとことん答えてくれました。
まとめ:矯正歯科は良く検討して決めるべき!
矯正治療は、高額な料金を払い、自分の歯を任せる治療です。
自分が納得のいく矯正歯科を選ぶために、カウンセリングに行き、
などをよく比較検討して決めると良いと思います。
別に記事で治療経過や感想をまとめているので、よかったらご覧ください。
>> 【インビザライン体験記】半分終了!写真付き経過まとめ【抜歯IPRあり】
>> 【インビザライン体験記】食事は?装着時間は?痛い?つらい?日常生活を紹介!
少しでも参考になれば幸いです。
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